没後400年。徳川家康という強大な権力を持つ男の首に、あと一歩のところまで迫ったという、伝説の戦国武将、真田幸村。いまだ老若男女を問わぬ人気を誇り、これまで数々の小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画で描かれてきた稀代の猛将。この幸村人気の原点ともいわれる「講談・難波戦記(なんばせんき)」を、伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖が口舌鮮やかに語りつくす。戦国最後の戦い「大坂の陣」を舞台に、戦場を駆ける幸村、絶体絶命の家康、空を焦がす大坂城。躍動する言葉に導かれ、見たこともない映像があなたの〈頭の中〉に拡がること間違いなし。講談独特の話法「修羅場(しゅらば)読み」で描かれる幸村の凛々しい姿は必見!
時は戦国末期のこと。関ヶ原の戦いで西軍に加勢した真田幸村は、合戦が終わり西軍が負けると、住み慣れた信州を後にし、紀州・高野山へと引き籠って暮らすことになった。高野山の麓・九度山に屋敷を構えた幸村。共に流された父が亡くなり、妻にも先立たれると、すっかり落ちぶれた様子で、近所の人々にも馬鹿にされる始末。毎日を無為に過ごす幸村の姿は、誰が見ても情けないものであった──
関東の大御所・徳川家康と大坂・豊臣秀頼の関係が緊迫してきた慶長19年。幸村の元へ、秀頼公からの大坂招聘の知らせを持った使者がやってきた。徳川方の見張りの目が厳しい中、幸村が無事大坂へと向かうために取った策とは?そして大坂へ攻め込んできた家康を迎え撃つ幸村の計略とは?家康との直接対決の結末やいかに──!?
日本の伝統芸能のひとつ。演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる机の前に座り、“張り扇”でそれを叩いて調子を取りながら、話を読み聞かせる。演目は、主に歴史に関するもので、真田幸村はもちろん、水戸黄門、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛などの時代劇ヒーローの原点は、講談といっても過言ではない。
講談師。古典講談の継承、探偵講談の復活、新作講談の創造に意欲的に取り組んでいる。日本全国の講談会、落語会で活躍中。平成14年度「大阪舞台芸術新人賞」受賞。平成22年度「文化庁芸術祭新人賞」受賞。
¥3,000(税抜)+ 税
POBD-66006
製作・配給:株式会社フラッグ
発売・販売元:ポリドール映像販売
DVD/片面1層/96分/カラー/16:9/ステレオ/トールケース仕様
※劇場公開時と一部音楽が異なります。